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成田 信一 院長

SHINICHI NARITA

自ら開発した最新の技術「JETsystem」。
可能な限り短期間で、痛みのない矯正治療を

東京医科歯科大学歯学部卒業。同大学歯科矯正学第1講座入局。東京医科歯科大学歯学部付属病院第1矯正科勤務。1999年に『自由が丘矯正歯科クリニック』を開設(東急東横線「自由が丘駅」より徒歩2分)。

成田 信一 院長

成田 信一 院長

自由が丘矯正歯科クリニック

世田谷区/奥沢/自由が丘駅

  • ●矯正歯科

最新の矯正技術「JETsystem」

成田 信一 院長

最新の矯正技術「JETsystem」の開発からちょうど10年が経ったことになります。当初はなかなか思うような結果が出なかったのですが、今では中高生の抜歯ケースですと、平均して1年3ヶ月。これは一般的な期間に比べ、およそ半分というところです。
歯の移動は、骨代謝(骨の新陳代謝)によって起こります。抜歯をすると組織が傷つくことになりますが、その部分には一刻も早く傷をふさごうとする治癒力が働いています。その局所の活性が上がる現象を十二分に利用することで画期的な期間の短縮を実現したのが「JETsystem」なのです。
矯正における抜歯は上下合わせて4本抜くことになりますが、通常は1本ずつしか抜歯はされません。そこにはさまざまな理由があるのですが、骨代謝を利用する観点から言えば、それは非常にもったいないことなんですね。当クリニックでは、矯正装置を付ける前日に抜歯をおこない、“傷になっている期間”を最大限に活用していきます。
この同時抜歯を含め、矯正期間を短くするためにできることはすべてやっていきます。最大限の結果をもたらすために、やれることはすべてやるというのが私どもの方針です。

矯正治療に最適な時期とは

成田 信一 院長

中学生、高校生の世代が、矯正治療をするのに最適な時期です。なぜなら、先程も言いましたように、矯正治療は生物学的な機能を利用する治療なものですから、代謝が絶対的に異なる大人と子供では、そのスピードに大きな差が出てくるからなのです。また、将来的な虫歯や歯周病、あるは不正咬合のリスクを考えた場合にも、出来るなら早いうちに取りかかったほうが良いということもいえます。

こう申しますのは、私自身のちょっとした反省が要因になっていることもあるのです。私はトライアスロンをしていますが、実はこの競技を始めるまで、25メートルを泳ぐことが出来ませんでした。幼い頃のトラウマが残っているために、今でも得意とは言えませんが、それでも泳げるようになると、「人生をちょっと損したな」という気がするのです。少しは泳げるようになると、それはそれで楽しみが増えるものです。ダイビングとまではいかなくても、シュノーケリングくらいで充分に楽しい。
人間、出来ないことってそうそうないものなんですよね。今の中高生の子は、何かあると「もう無理」とあきらめてしまいがちです。でも、自分で出来ないと思っていたら、そもそも何も起こりようがありません。自らの世界を広げるために、矯正治療でその可能性を少しでも広げる体験をして欲しいと思っています。

不正咬合の予防が非常に重要

成田 信一 院長

実際の治療は中高生の時期が適切ですが、その準備が始まるのは小学生の頃からです。その時期に鼻呼吸をマスターし、口呼吸になってないことが非常に重要です。
人は、機能が形態を作っていきます。形が出来てそれに機能がついてくるのではなくて、口呼吸をしていると、そのような顔になってしまうのです。これを防ぐには小学生のうちから鼻呼吸を心掛け、良いバランスを保つがことが大切になってきます。
「予防」と言いますと、虫歯や歯周病ということになりますが、大きな意味で咬合はそれ以上に重要と言えるかもしれません。「不正咬合は病気ではない」ともいわれます。保険点数上は確かにその通りかもしれませんが、それがあることで起こる不利益を考えれば、お口の健全な成長ということをもっと真剣に考えるべきと思っています。

根拠のない自信が新しいものを生み出していく

私は大学の先生や自動車メーカーの方々と協力し、今も治療期間を短くしようと研究開発に取り組んでいます。ゆくゆくは1年以内に今の矯正治療が終了出来るように持っていくつもりです。
私が「JETsystem」を始めたのは2008年のこと。きっかけは、その前年にクリニックを訪れたある大学生の子でした。実はその子は、その時すでに癌を患っていまして、担当の先生からは「もって2年か3年。卒業は難しいと思う」と告げられていたのです。そうした事情から、一刻も早く矯正を終わらせる必要があったんですね。
当時はまだまだ私のほうも技術不足で、今のようにさまざまなノウハウがあったわけではありません。ただ、「もっと早くするにはどうしたら…」と、その子のことをいつも考えていた気がします。その想いが通じたのか、矯正を始めて1年ほどで装置を外すことが出来たのです。
治療が終了し、その子が思うさま活動出来たのは、1年に満たなかったかもしれません。ですが、亡くなったあとにお母様にうかがうと、笑うことがなかった子に笑顔が戻り、短くとも充実した日々を過ごせたということでした。
何か新しいことをしようとすれば、さまざまな困難は避けられません。しかし、だからといってやることをあきらめていては、何も出来ないんですね。あの時の私にあったのは、「なんとしても間にあわせる」という想いと、根拠のない自信だけだったように思いますが、それが大事なのです。自分の限界は誰も知らない。そのことを今の若い世代の人達に伝えていけたらと思っています。

これから受診される患者さんへ

食べ物には「旬」というものがありますよね。これは、さまざまなことに言えるものだと思うのです。矯正治療はまさにそうで、中高生の時期におこなうのが最も理想的だと私は思っています。小学校に上がるくらいになれば、1度、矯正の専門医に歯並びを見てもらったほうがよろしいかと思います。その子の状態をしっかりわかった上で、じっくりと将来を考えていただければと思いますね。

※上記記事は2018年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

成田 信一 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:矯正治療、トライアスロン、マラソン
  • 好きな作家:西村京太郎、池井戸潤
  • 好きな映画:『スター・ウォーズ』『デイ・アフター・トゥモロー』『2012』
  • 座右の銘:「為せば成る 為さねばならぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
  • 好きな観光地:沖縄

グラフで見る『成田 信一 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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