東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

日髙 俊之 院長

Toshiyuki Hidaka

患者様の気持ちに寄り添い
できるかぎり「歯を残す」治療を心がける

大学卒業後はそのまま大学の歯科保存学教室に残って研鑽を積んだのち、出向という形で、とある企業の診療室に勤務。その後、30歳を前にして当院を開業しました。

日髙 俊之 院長

日髙 俊之 院長

日高デンタルクリニック

世田谷区/玉川田園調布/田園調布駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科

幼少期にうけた歯科治療の経験から歯科医の世界へ

日髙 俊之 院長

私は子どもの頃から歯が悪くて、トラウマになるくらい、歯科治療にはたいへん苦労した経験があります。ただしそのぶん、歯を悪くされた方の気持ちは昔も今もよくわかりますし、そうした方のお役に立ちたいとずっと思ってきました。大学受験に際しては「将来は手に職をつけて働きたい」とも考えていましたので、あまり迷うことなく歯科医になることを決めました。
大学卒業後はそのまま大学の歯科保存学教室に残って研鑽を積んだのち、出向という形で、とある企業の診療室に勤務。その後、30歳を前にして当院を開業しました。今は40歳前後で開業する人が多いのかもしれませんが、その当時は20代での開業も決して珍しくなく、同級生のなかにも早くから開業している人間がたくさんいました。
当院は、元々は線路を挟んだちょうど向かい側にあったのですが、2002年に今の場所に移ってきました。前の場所で約15年、そして今の場所に移ってきてから約15年。地域密着型のクリニックとして、現在に至るまで約30年にわたってこの地で歯科診療に携わらせていただいています。

アットホームな雰囲気で、高齢者の方に配慮し、バリアフリー設計

日髙 俊之 院長

当院は田園調布駅から線路沿いに徒歩3分、線路と環八通りがちょうど交わる一角にあります。私はすぐお隣の奥沢の出身ですので、このあたりはまさに地元。そのため、昔からよく知る患者さんとは家族ぐるみのお付き合いをさせていただいています。開業したばかりの頃は、まだ小さな子どもだった患者さんも今では立派に成人されているわけですが、にもかかわらず呼び方は当時のまま。「この歳で○○ちゃんはやめてください」と苦笑されることもしばしばです(笑)。このように当院の雰囲気は非常にアットホーム。冒頭でも述べたとおり私自身、歯科にはあまり良い思い出がないぶん、当院の患者さんにはできるだけリラックスして治療を受けていただきたいと考えています。
患者さんに関してもう1点申しますと、田園調布の街では高齢化が進んでおり、当院にもやはりご高齢の患者さんが大勢来院されます。そうした点に配慮して、当院ではバリアフリー設計、具体的には車椅子のまま出入りできるようにフロアの段差をなくし、通路の幅やトイレの扉の幅、さらにはユニットのスペースなども広めに確保しています。

医師や看護師、ケアマネジャーなどと連携を取り、訪問医療にも力を入れる

日髙 俊之 院長

当院では週に3日、女性の先生に来ていただいて、小さなお子さんや若いお母さん方を中心に診てもらっているのですが、私はその間を利用して訪問診療を行っています。患者さんのご自宅に伺って歯の治療をしたり入れ歯をつくったりすることもあれば、医療・介護施設を訪問して入居者の方の口腔ケアを行うこともあります。ご高齢の方の場合には、誤嚥性肺炎などのように命にかかわるケースも少なくありませんので、お口の健康管理はとりわけ大事になってきます。
私が訪問診療に取り組み始めた十数年前には、こうした口腔ケアに関する意識はまだまだ希薄でした。しかし地域の歯科医が集まって熱心に勉強会を開く一方で、医師や看護師、ケアマネジャーなどとも積極的に連携をとり、時にはその重要性を強く訴えるなかで意識も高まり、また体制もだいぶ整ってきました。医療に飛躍はありません。あくまでも、こうした地道な取り組みの積み重ねの結果として「今」があるのだと私は考えています。
また「訪問診療」とは少し別の話になりますが、当院では大学病院と連携してDNAの管理にも取り組んでいます。頬の裏側から採取したDNAを一定期間保存・保管するこの取り組みは、たとえば身元確認などの際に役立てられることになります。

患者様の気持ちに寄り添い、できるかぎり「歯を残す」治療を心がける

患者さんの気持ちに寄り添った診療を第一に考えています。私がベストだと判断する治療と、患者さんが希望する治療は必ずしも一致するわけではありません。患者さんが望まないものを押しつけてしまっては、それは患者さんにとって苦痛でしかありませんので、各治療法のリスク等は十分にご説明しますが、決して無理強いをすることはありません。
もうひとつは、できるかぎり「歯を残す」治療を心がけています。入れ歯の技術は進歩しているとはいえ、やはり天然歯に勝るものはなく、患者さんにはいつまでも自分の歯で食事を楽しんでいただきたいと考えているからです。人間にはさまざまな欲がありますが、そのなかで年をとったあとも最後まで残るのが「食欲」だと言われています。歯を失うということは、最後に残された「食べる楽しみ」まで失ってしまうことになりかねません。悪くなった歯を治療するだけでなく、日頃から歯を失わないようにするための啓発やサポートをさせていただくこともまた、歯科医の大事な役目だと考えています。

これから受診される患者さんへ

さきほど「患者さんの気持ちに寄り添った診療」と申したとおり、ご希望に合わせてお一人おひとりの治療方針や治療内容を決めていく、オーダーメイドの医療を当院では提供させていただいています。
また総合病院はもとより、地域のドクターやケアマネジャーなどとも連携を取っていますので、幅広い医療・介護のご相談にも対応できるかと思います。口腔ケアに関するご質問や訪問診療に関するご要望など、どのようなことでもけっこうですので、お困りのことがありましたらどうぞお気軽にご相談ください。在宅ケアも含めて、地域の皆さんとは一生涯のお付き合いができましたら幸いです。

※上記記事は2016.4に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

日髙 俊之 院長 MEMO

  • 出身地:東京都(世田谷区の出身です)
  • 趣味:旅行
  • 好きな作家:村上春樹
  • 好きな映画:『スティング』
  • 好きな言葉・座右の銘:褒めて褒められて人は育つ
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな場所:秋田

グラフで見る『日髙 俊之 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION