亀井 勝行 院長への独自インタビュー

どれだけ歯を磨いても虫歯になる人はなる…ならば、根本的な健康を作るしかない

当院では基本的な虫歯治療からインプラント、矯正、審美、予防歯科まで手がけています。総合的な口腔内の健康を、単なる歯磨きだけでなく、東洋治療なども使って全身から働きかけ、健康にしていくことを目指していますね。
これは自然なことで、歯科の世界の奥へ行けば行くほど、口のなかで起きることは、口のなかだけで完結しない、ということを痛感するからです。どれだけ毎日歯を磨いていても、絶えず虫歯ができる患者さん、というのが一定数いる。そしてその反対も。なぜだろう、と考えると、つまり、虫歯の根本原因は歯磨きの良し悪しだけではないわけですね。その人のポテンシャル、黴菌に対してどれだけ抵抗力があるか、つまりどれだけ強く健康であるか、ということになるんです。そう考えると、歯科医師にやれることは歯磨き指導や検診、治療のほかに、そもそも免疫力のある身体を作るということ、となる。予防歯科…“虫歯にならないように予防する”…という言葉も今は定着していますが、定期検診や正しい歯磨きと並んで、この強い身体を作ることこそも立派な予防歯科。さらに、一度治ったものを、そのまま長く保てるようにケアすることも大事だと考えているので、当院では、毎日の食生活や睡眠の指導など、身体全体、生活全体の指導も積極的に行っています。その意味で睡眠時無呼吸症候群のケアや口臭外来も設けています。

歯を失った人が再び歯を取り戻したときの喜びを見る、それが治療の醍醐味

歯科治療はすべて行いますが、最も自信があってやりがいを感じるのが、歯を失った人の欠損補綴＝インプラントですね。虫歯も歯槽膿漏もみなつらい症状ですが、歯がない、ということが最もQOL（クォリティ・オブ・ライフ＝生活の質）を下げると思うんです。そのぶん、それが解消されたときの患者さんの喜びは代えがたいものがある。「食べられるようになった！」「他では諦めてと言われてたのに…」…等々、あの患者さんたちの顔を見ると、これは歯科治療の醍醐味だな、と思います。インプラントには経験もいるし知識も必要で、どの歯科医師でもできるものでもない。そういう意味でも、せっかくここまで経験を積んだのだから、自分はここを極めたいと思いますね。

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