忠重 賢治 先生への独自インタビュー

歯科医師の祖父、父の影響と手先の器用さから歯科医師の仕事をするように

子供の頃は物を作るのが好きで得意でした。ミニカー、ミリタリーものなどプラモデルを沢山作るので、押入れが一杯になったくらいです。そして、物を分解することも好きで、時計まで分解して親に怒られたこともありました（笑）。「どんなメカニズムなんだろう」「どうやって動くんだろう」という好奇心が強かったんでしょうね。小学校も高学年になると分解した後に組み立てたり、壊れたものを直したりもできるようになっていました。こうした物作りの作業というのは歯科医師の仕事に共通するものがあるな、と後になって気づきましたね。父にも「手先がとても器用だから絶対に歯科医師に向いている」と言われました。祖父、父と歯科医師でしたので、やはりその影響は受けていると思います。
父はこの千歳烏山で48年前に開業しましたが、私は平成16年から一緒に診療するようになり、現在に至っています。

チーム体制の診療を行う事が大きな特徴

にぎやかな商店街がある千歳烏山ですが、この地域との結びつきは強く、父が開業した当初から通っていただき、お子さん、お孫さんと3代に渡って通ってくださるご家族もいらっしゃいますね。引っ越された後もわざわざ遠くから、例えば横浜から通ってくださる方もいらっしゃいます。
当院の大きな特徴としては、チーム体制の診療を行っていることです。一般歯科、矯正歯科、審美歯科、予防歯科と、それぞれの専門医やベテラン歯科衛生士が常駐していますが、商店街にある歯科医院でこのような特徴を持っているところは東京でも少ないのではないでしょうか。
また、私たちは患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。まずは患者さんの状態とご希望をしっかり確認して治療を勧めることを心がけていて、こちらの方針を強くすすめるのではなく、おひとりずつの要求にできるだけ応えるようにしています。
よりよい診療体制に向けて改善を進めるため、選択式でのアンケート調査を実施したところ、「親身になって治療してくれるので安心できる」「緊急時にもすぐ対応してくれるので助かる」「説明が丁寧でわかりやすい」など、大変ありがたいお言葉をたくさん頂戴いたしました。そして皆さまに楽しく歯科の知識を深めていただけるよう、毎月一度「デンタルニュース」を発行するなど情報も発信しています。
治療していく上で信頼関係はとても重要で、患者さんがご希望を伝えづらい雰囲気になってしまうと良い結果につながりません。相談しながら一緒に治療のゴールに向かうことが大切なんです。
それから、皆様が抱いていらっしゃる歯医者への怖いイメージをやわらげたいという意図があって、院内にはシンボルマークのイルカの絵やグッズを置くなど雰囲気にも気を配っています。イルカにしたのは息子のアイディアがあったからなんですよ（笑）。

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