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潰瘍性大腸炎(カイヨウセイダイチョウエン)の原因

大腸の表層粘膜がただれ(びらん)、潰瘍ができるもの。びらんや潰瘍は腸管全体にわたり、その部位により、全大腸炎型、左側大腸炎型、直腸炎型にわけられる。感染、アレルギー、自律神経失調、血管炎、食生活などに原因があるとみられているが、明らかにはなっていない。

潰瘍性大腸炎(カイヨウセイダイチョウエン)の症状

血便、腹痛などが生じ、排便が頻回になる。進行すると発熱、貧血、頻脈などの症状をともなうようになる。

潰瘍性大腸炎(カイヨウセイダイチョウエン)の治療

消化がよく、栄養価の高い食事を摂るようにし、刺激物は避ける。症状によってさまざまな薬物療法がおこなわれるが、内科的治療で改善がみられない場合、穿孔や大出血がおこった時、癌を合併したときなどに大腸の切除手術がおこなわれる。
受診科目
消化器内科
内視鏡内科

この病気について2人の医師の見解があります。

医師から聞いた
潰瘍性大腸炎の対処(治療)方法

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根治的な治療法はないが、コントロールすることは十分に可能

潰瘍性大腸炎とクローン病は発生部位や症状に差異はありますが、共通する症状として腹痛症状が挙げられ、下痢などの便通異常、さらに血便などが見られます。特徴的なのは慢性的な経過が見られることで、病歴から疾患の有無を疑うことも重要です。
寛解期と言いますが、この疾患を持つ方の9割以上が軽症から中等症の方々であり、お薬を有効に用いることで一般の方とほとんど変わらない生活を送ることが可能です。その一方、排便の回数が増えてくると日常生活を送ることがままならなくなります。排便の増加によって睡眠も満足にとることができなくなりますし、食事によって憎悪する特徴があり、食事もなかなか摂ることができず、徐々に衰弱していきます。
原因を含め、疾患の全貌が明らかになっていないゆえに厚生労働省の定める指定難病となっているわけであり、未だ根治的な治療法はありません。しかし、患者数が非常に多いこともあり、毎年有効なお薬が出てきています。その意味では、これから光が見えてくる分野とも言えます。

原 雅樹 院長
たまプラーザはら内科・消化器クリニック
原 雅樹 院長
横浜市青葉区/新石川/たまプラーザ駅
●内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科
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