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遠藤 大一 院長

DAIICHI ENDO

育児をあまり頑張らない、子どもの成長も100人いれば100通り。

大学卒業後、救命救急の新生児科に勤務し貴重な経験を積んだ後、「経堂駅」より徒歩12分ほどの地に『えんどう小児科クリニック』を開院。

遠藤 大一 院長

遠藤 大一 院長

えんどう小児科クリニック

世田谷区/桜上水/経堂駅

  • ●小児科

子どもが好き、一人の患者さんの体をトータル的に診察できる小児科を専門として。

遠藤 大一 院長

小学生のときに僕のひいおばあちゃんが寝たきりになってしまって、「治してあげたい」と子供心に思ったのがきっかけです。ただ、その夢をずっと持ち続けていたわけでもなく、大学は大好きな北海道に行きたくて、水産学部や農学部を受けていました。結局ふられ続けて(笑)2浪したので、ここまで来たら、本当に自分のやりたかったものに挑戦してみるか!と思い、医学部を目指したのです。
小児科を専門にしたのは、まずは子どもが好きであること、また、目や鼻、耳などを部分的に診るのではなく、一人の患者さんの体をトータル的に診察できることにやり甲斐を感じたためです。

大学卒業後は愛知県コロニー中央病院と広尾の日赤医療センターの救命救急の新生児科に勤務。400や500gで生まれた未熟児や、障害を持って生まれてきた赤ちゃん、亡くなりそうだったり、息をしていない赤ちゃんを救命していたので、障害が残らないよう非常に細かいケアが必要でした。瞬間的にジャッジを下さなければならなかったり、「生まれました」と連絡を受ければ24時間いつでも病院に駆けつけるなど、体の大変さもありましたが、やり甲斐もありとても貴重な経験を積ませていただきました。
そこで身につけてきた経験を、生まれ育ったこの地域で還元していきたい、という思いから開院に至りました。

開院した地、生まれ育ったこの地。

遠藤 大一 院長

生まれてから高校・浪人時代までをこの地で過ごしました。今クリニックがあるこの場所には、昔はファミレスがあったので、友達とよくコーヒーを飲みにきた思い出の場所でもあるんです。
といっても、ファミレスに来るのも、下高井戸で朝まで麻雀をして、家に帰るのに朝早すぎるので時間を潰すためにコーヒーを飲んでたといった感じで、良いことも悪いことも人並みにする、ごく普通の平々凡々な少年でした(笑)。勉強も運動も燃え尽きるまでやり遂げた実感がなく、自分自身は中途半端だったと感じています。そのせいか、いつも熱い松岡修造さんに憧れたりします(笑)
逆に愛知での大学時代は、それまでの反動で、人生で初めて「これ以上無理!」というくらい勉強はしました。運動もしましたが、限界を超えた向こう側の世界までは、頑張れなかったので、やはり自分に甘い人間だな、と多少後悔しています。

高校1年生の時、授業中に担任の先生が、「他人(ひと)の為には汗を流し、己の為には涙を流せ」という言葉を述べられ、他人への無償の奉仕の精神の大切さを教えていただき、大変感銘しました。当時は医学部を目指していた訳ではなかったのですが、医師になり、このような精神が医師には欠かせないものであることを実感しました。現場でこの教えがとても役に立っています。担任の先生は有賀祥夫先生という方で、実は経済評論家の森永卓郎さんの高校時代の担任の先生でもあったそうで、この前森永さんのブログを見て初めて知り、びっくりしました。

「順番予約システム」を導入。

遠藤 大一 院長

この辺りは働かれているお母さんも多いので、待ち時間が少しでも軽減できるようパソコンや携帯電話から予約ができる「順番予約システム」を導入しています。土曜日も18時まで診療しています。また、お子さんが退屈しないように待ち合い室にキッズコーナーを設けており、おままごとセットや電車・レールなどのオモチャ、絵本などをたくさんご用意しています。それを楽しみに来られるお子さんも多いようです。

丁寧に対応し、地域に密着した信頼される医療を心がける。

大人と違って、子どもは症状をうまく伝えられないので、診察室に入ってきたときの表情などをよく観察し、推察し、読み取ることが重要と考えています。それには、高校時代から続けてきた空手によって、相手との心理的なかけひき・相手の心を読む・人の気持ちを考える、ということが、診察に活かされているように思います。また、お子さんを一番よく見ているお母さん・お父さんたちの観察力の方が正しいことも多いので、丁寧に症状を聞き出すことを心がけています。前職で未熟児を含む新生児を専門としていたため、鼻水の吸引ひとつにしても小さいお子さんを丁寧に扱うことを心がけ、またそれを得意としています。

育児面の相談を受けることもありますが、これもやはり前職の経験が活きていますね。400gや500gで生まれた超未熟児、障害を持って生まれてきた赤ちゃん、無責任な親の元に生まれてしまった赤ちゃん・・・どんな風に生まれたとしても、その命に罪はないですよね? そういった出産で、自分を責めたり状況を受け入れられない親御さんを説得して説得して親子にしていく。話をする・悩みを聞くのは、このときの経験が非常に役立っているんです。
前職では、生まれた条件がさまざまな要因で異なることにより、人生に差が出てしまわないように、正しい処置や最大限できることをしてあげて、他の健康な子と同じスタートラインに立たせてあげたい、ということを意識していました。前職では人生のスタートラインをそろえるという前半部分を、現在はその子たちが成長していく過程を見守る後半部分を担当しているという感じです。大きな病院のような難しい病気は診ないけれど、当たり前の病気を丁寧に説明したり、地域に密着した信頼される医療を心がけています。

これから受診される患者さんへ。

育児をあまり頑張らないでください。もうすでに頑張っているのですから、肩の力を抜いて、成すがままに、あるがままに、ということでしょうか。成長に関しても100人いれば100通りありますし、「何歳だから、こうしなきゃいけない」と決めつけないようにすることも大切。僕自身、二人の子を持つ親であり、病気に関しても成長に関しても、お子さんを思う気持ちはよくわかるからこそ、そう思いますね。

※上記記事は2014年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

遠藤 大一 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:空手
  • 愛読書:月刊空手道
  • 好きな映画:「新幹線大爆破」
  • 好きな言葉:他人(ひと)の為には汗を流し、己の為には涙を流せ
  • 好きなアーティスト:矢沢永吉、森進一
  • 好きな観光地:函館

グラフで見る『遠藤 大一 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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