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宿谷 明紀 院長

AKINORI SHUKUYA

どんな小さなことでも相談を。
お子さんの元気な成長を見守るクリニック。

国立弘前大学医学部卒業後、慈恵医大小児科に入局。大学病院(小児科講師)やその関連病院(埼玉県立小児医療センター、国立病院機構相模原病院小児科医長など)に勤務。小児科一般、腎臓、アレルギーなどについて研鑽を積み、2014年、梅丘に「ふたばこどもクリニック」を開業。

宿谷 明紀 院長

宿谷 明紀 院長

ふたばこどもクリニック

世田谷区/梅丘/梅ヶ丘駅

  • ●小児科
  • ●アレルギー科

曽祖父の代より続く医師の家系

宿谷 明紀 院長

私の家は代々医師の家系で、私が4代目になります。曽祖父と祖父は内科、父と私が小児科です。祖父までの時代の開業医は内科・小児科の区別というものはなく、どんな年代の人も診ていたようです。私は、小児科医であった父が夜中、往診に行ったり、ちょっとしたケガにも対応したり、子供を診療する姿を見て育ち、また私自身子供好きだったこともあり、自然に小児科を選びました。子供の健康の何でも屋さんという感じは、父の代と変わっていないかもしれません。お子さんの健やかな成長に関して力になれれば、という思いは父と全く同じですね。

大人と違う子供の診察

宿谷 明紀 院長

大人と子供の診療に関して大きく違う点は、次のような点です。大人は生活習慣病など体のあちこちに複数の病気を持っており、それらが重なって症状が出ていることが多いです。一方、お子さんは基礎疾患を持っている場合はまれです。お子さんが、お腹が痛い、頭が痛いなどと色々な症状を訴えても、多くの場合、原因の病気は一つです。お子さんに対しては、その一つの原因に対しアプローチし、診療を進めています。
お子さんの病気といえば、感染症、そして今はアレルギーが多いですね。アレルギーはゆっくり治っていくもの、なかなか治らないもの、また成長過程で発症するものなど、さまざまです。お子さんの全身の状態をみながら、そのときに合った治療を適切に行うことが大事です。赤ちゃんのときの湿疹やアレルギーへの対処や経過によって、その後の健康状態が変わってきますから、赤ちゃんの頃から健康状態を把握し対処しておくことは大事なことです。

成長とともに変わる体

宿谷 明紀 院長

現在のお子さんは生まれて2ヶ月目から予防接種が始まります。赤ちゃんにとってタイトなスケジュールですが、やはり重篤な病気を避けるためには必要なことです。だいたい1歳すぎくらいまで予防接種の過密スケジュールは続き、加えて健診もありますから、何度もクリニックに来ることになりますよね。その間、成長・発達を見守るとともに、皮膚の状態の変化をチェックしたり、他のアレルギーの発症を見つけることができます。アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどは、成長の過程で完全に良くなって治ることも多いですし、またそれらをコントロールすることによって、他のアレルギー疾患発症を抑えられることもあります。
また、当院では夜尿症に関する相談も受け付けています。相談のきっかけは、友達などとの宿泊行事があることが多いです。ともかく友達に夜尿のことを知られたくないということですね。少し前までは、集団での宿泊行事は大体小学校高学年くらいからでしたが、最近はサッカースクールなどが1年生から合宿を行ったりしますので大変です。朝昼に水分を充分にとり、夕食前から、なるべくとらないようにするなど、生活指導だけで治ることも多いです。それでも改善しなければ薬やアラーム療法などもあります。夜尿症の病型によってそれらを選択することになりますが、大きな副作用も無く安心して治療を受けていただけると思います。宿泊行事までに完全に治っていなくても、友達に知られない方法もあります。宿泊行事をあきらめるのではなく、気軽に相談してほしいです。夜尿症のお子さんは遠方から通って下さる患者さんが多いですね。

どんな小さなことでも相談を

小児科は基本0歳〜15歳が対象ですが、付き添いの保護者の方の風邪症状や花粉症くらいには対応できれば思っています。
当院は保育園に通っている年齢のお子さんが多く来院しますが、やはり保護者の方との連携は重要です。普段の様子や症状の過程、使っている薬などを、お話していただけると助かりますね。薬をなるべく出さないでほしい、この薬を出してほしいなど、保護者の方のご希望はさまざまです。特にステロイドのぬり薬や抗菌薬については、いろいろな考え方の方がいらっしゃいます。当たり前のことですが、当院では必要な場合に、必要な薬を処方しています。しっかりと説明をし、理解してもらって、使ってもらえるように心がけています。
例えば、湿疹の悪い赤ちゃんにスキンケアを行い、ぬり薬を使うと皮膚がきれいになります。きれいになった皮膚からは食物アレルギーの原因となるようなものが入り込めなくなるので、その後の病気の発症予防によい影響があるという報告もでてきています。その最初に皮膚の状態をよくするために、症状に応じて、ぬり薬としてステロイドを処方する場合があります。お子様の場合、弱いステロイドで十分効果があることがほとんどですし、処方する通りに使っていただければ安全です。不安なことは納得がいくまで丁寧に説明をしますので、どんなことでも相談してほしいですね。
お子さんは、熱があっても元気にしていることは、よくあります。待合室は、おもちゃなどを置き、楽しんで待ってもらえるようなインテリアにしました。クリニックに来るだけで元気になるお子さんは、いっぱいいらっしゃいます(笑)。お子さんが健やかに成長していく姿を見られるのは嬉しいことです。また具合の悪かったお子さんが快復し、元気な姿を見せてくれた時は、小児科医になってよかったと思える瞬間です。こちらに開業して3年になりますが、地域のみなさまに長く頼りにしていただけるよう努めていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

「ふたばこどもクリニック」は、小田急線梅ヶ丘駅の南口を出て右へ向かい、徒歩1分のところにあるクリニックです。「こんなことで来院していいの?」というような小さなことでも、ぜひ気軽に相談しに来てください。

※上記記事は2017年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

宿谷 明紀 院長 MEMO

小児科専門医 /アレルギー専門医

  • 出身地:東京都町田市
  • 趣味:スポーツおよび映画鑑賞・読書
  • 好きな本・愛読書:司馬遼太郎・浅田次郎の作品
  • 好きな映画:ゴッドファーザー
  • 好きな音楽・アーティスト:70〜80年代のJポップ。サザンオールスターズ・浜田省吾など。
  • 好きな場所・観光地:温泉地、特に箱根

グラフで見る『宿谷 明紀 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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