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田村 清明 院長

KIYOAKI TAMURA

患者さまと双方向のコミュニケーションを大事に。地域のかかりつけ医として皆様のお役に

昭和大学卒業。同大学外科学教室に入局。父が診療していた『千歳医院』院長を経て、2005年12月に『田村クリニック』を開院(京王線「千歳烏山駅」より徒歩8分)。

田村 清明 院長

田村 清明 院長

田村クリニック

世田谷区/粕谷/千歳烏山駅

  • ●内科
  • ●胃腸内科
  • ●外科
  • ●肛門科

外科医であった父の背中を見て育ち、父がおこなってきた地域医療を継承

田村 清明 院長

私の中では、お医者さんになるというよりも、外科医になろうと考えていました。父が外科医だったものですから、少なからずその影響を受けたのかもしれませんね。大学を卒業し、外科学教室に入ったのもそう。あとから考えてみると、父の背中を見て、ということだったのかもしれません。
1999年に父が亡くなり、それまで父が診療をしていたクリニック(『千歳医院』)を引き継ぎました。今の場所から100メートルと離れてない位置にあったのですが、建物が老朽化していたこともあり、2005年にこちらへと移り、現在にいたっています。

風邪から生活習慣病、おしりのお悩みまで、広く診させていただきたい

田村 清明 院長

風邪などの一般的な症状に加え、高血圧や高コレステロール、糖尿病など、いわゆる生活習慣病の患者さんも多数来院されていますが、最も多いのは、私の専門でもあるお腹の調子が悪いといった訴えです。最近では、逆流性食道炎を拝見する機会が多くなっているように感じます。逆流性食道炎は、胸やけやみぞおちの不快感をおぼえるもので、ご高齢の方のみならず、若い方にも見られる症状です。その要因としては、若年層を中心にピロリ菌の保菌者が少なくなってきたことが関係しているでしょう。また、生活の欧米化が進み、生活習慣がかつてと違ってきていることが関係しているように思われます。
当院ではまた、肛門内科を標榜しています。私に限らず、一般外科医は痔の手術を担当することもあって、おしりの診察は充分に可能です。ここで手術をおこなうわけではありませんが、お薬だけで大丈夫なのか、それとも手術が必要なのかどうかを判断することが出来ます。もし手術が適応と判断したなら、信頼出来る医療機関へとご紹介をおこなっています。

出来るだけ痛くない、つらくない内視鏡検査

田村 清明 院長

当クリニックでは、出来る限り痛くない、つらくない内視鏡検査を心掛けています。その一環として、開院当初より鼻から入れる内視鏡(経鼻内視鏡)を導入しています。経鼻内視鏡のメリットは、口から入れるものに比べ、嘔吐反射が格段に少なくなるということです。体験された方にお聞きしますと、大半の方が「楽だった」と感想を述べられますね。
また、さらなる嘔吐反射の緩和を考慮し、鎮静剤の使用もおこなっています。半ば眠ってしまうような状態で検査が終了するものですから、こちらに関しても多くの患者さんのご支持をいただいています。ただ、お薬は便利な半面、血圧の下降、呼吸低下減弱が見られるなど、我々が注意しなければならないことも増えてきます。ですので、患者さんのご希望やその状態により、使い分けていくということが大切です。
検査の先にあるのは、胃がんや食道がんの早期発見ということになります。両方とも、早期に見つけることが出来れば内視鏡で切り取るだけで根治となりますから、その段階で見つけて差し上げることが、私たちの使命です。
内視鏡検査に付け加えることとして1つ申し上げておきたいのが、ピロリ菌に関することです。ピロリ菌の除菌治療を経験された方も多くなっていると思いますが、1度菌をやっつけたからといって、それで終わりというわけではありません。ピロリ菌の除菌は胃がんの発生を大幅に抑える効果がありますが、発生率が減るだけで、ゼロになったわけではないのです。「ピロリ菌が消えたからもう大丈夫」ではなく、定期的に検査を受けていただきたいですね。

わかりやすい説明で、病気への理解を充分に深めていただけるように

パンフレットや資料を用い、わかりやすい言葉で、なるべくゆっくりとご説明し、ご本人に病気をしっかり理解していただけるよう努めています。専門用語をただ並べるような説明では、理解は進まないと思うんですね。終わったあと、「そうか。そういうことだったのか」と皆さんに思ってもらえるような説明を心掛けています。
また、処方するお薬についても詳しくご説明をしています。パターナリズムと言いますが、一昔前のお医者さんには、「処方された薬は、ただ黙って飲んでおけばいい」というようなスタンスの方もいたかと思います。そのようなことでは、患者さんの治療に取り組む意欲は望めません。そのお薬にどのような効果があり、また、今後はどういった対応をしていけばいいのか。すべてをお話しし、病気への理解と治療への意欲を深めていただけたらと思っています。

これから受診される患者さんへ

胃がんや食道がんは早期には何の症状も自覚出来ません。といって、進行してしまってからでは不可逆的な経過になる可能性もありますので、何か気になることがありましたら、市販薬を飲んで済ますのではなく、内視鏡検査を考えていただけたらと思います。

それから、どの科に行けば良いのかわからないようであれば、まずは相談にいらしてください。そのすべてを私が診れるわけではありませんが、診断をおこない、次の道をご提示することは充分に可能です。「お腹のことじゃなさそうだから、先生に申し訳ない…」などと思わず、気になることがあれば、お気軽にご相談いただけたらと思います。

※上記記事は2017年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

田村 清明 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:旅行
  • 好きな作家:柳田邦男
  • 好きな言葉:「Think ahead(次に、何をすべきか)」
  • 好きな音楽:オールジャンル
  • 好きな場所:福岡

グラフで見る『田村 清明 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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