北 俊典 院長への独自インタビュー

消化器外科を専門に診療を続け、『北医院』の2代目院長に

『北医院』は1964年に私の父が開設し、私は2代目ということになります。とは言っても、2つ上の兄がひと足先に医学部に進んだものですから、私は医者にならなくてもいいかなと（笑）。スポーツが好きだったので体育教師になろうと考えた時期もあったのですが、それならばスポーツ医学を勉強しようと考えて、父や兄と同じ医療の道に進んだというわけです。
大学病院では消化器外科を専門に研鑽を積み、診療所を引き継ぐ前の2年半ほどは先輩の病院を手伝っていました。主に救急医療に携わり、忙しくも充実した日々の中で貴重な経験を重ねた後、当院の院長として診療をスタートしました。

地域の「かかりつけ医」として、外来診療・在宅医療を両立

当院では、地域の皆様の「かかりつけ医」として、さまざまな症状を診療しています。ちょっとした風邪から、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、私が専門とする消化器疾患などに幅広く対応しながら、皆様の健康をしっかりサポートしたいと考えています。
来院される患者さんは近隣にお住いの方が中心で、後期高齢者と言われるような75歳以上の方が3割以上を占めるでしょうか。私が診療をはじめた当初はご自分の足で通院されていた患者さんが、だんだんと足腰が弱くなってしまったり。そんなことがきっかけになって、在宅診療も行うようになりました。実際に患者さんのご自宅を訪問してみると、診察室ではできないような会話ができたり（笑）。大学病院時代には、手術や検査を得意としていましたけれど、もしかすると患者さんやご家族に寄り添っていく医療の方が私に向いているのかもしれません。

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