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遠藤 美紀 院長

MIKI ENDO

がん・腫瘍治療という専門性、そしてクォリティの高い診断と治療。

大学卒業後、一般の動物病院に勤務の後に「池尻大橋駅」より徒歩5分ほどの地に『亀戸動物病院』の分院として『池尻大橋ペットクリニック』を開業。

遠藤 美紀 院長

遠藤 美紀 院長

池尻大橋ペットクリニック

世田谷区/池尻/池尻大橋駅

  • ●犬
  • ●猫

がん・腫瘍治療に力を傾けて。

遠藤 美紀 院長

両親からは「幼稚園にたくさん動物がいたからじゃないの?」と言われるんですが、それもあってか、動物が好きだったというのが1つですね。それから、私の祖父は小児科の医師をしていました。私自身、祖父に診てもらっていたんですが、その2つが合わさった形で、自然に獣医を目指すようになっていたというところだと思います。
麻布大学を卒業後、最初に一般の動物病院に勤務しました。やはり数多くの疾患を診て、飼い主さんと接していくには一般の臨床医が適しているんじゃないかと考えてのことでした。
私は現在、がん・腫瘍治療に力を傾けています。それには大学時代にお世話になった研究室の教授の影響がありました。実習で診察やレクチャーを拝見して「面白そうだな」と素直に思ったところもありますし、人間的にも非常に魅力的で、その先生に憧れてこの分野にまず興味を持つようになったんです。それからもう1つ、がん・腫瘍治療に用いられる抗がん剤ってありますよね。抗がん剤は私が獣医になったばかりの頃は日本ではほとんど使われていませんでした。勤務医をしていた頃、始まりの時期だったからこその“怖さ”というものを目の当たりにしたことが少なからずありました。「これはちゃんと勉強しないといけない」 その思いが、大学で一からこの分野を学び直すという選択につながっていったのです。
当院は『亀戸動物病院』の分院という位置づけになります。本院の山田先生にはがん・腫瘍治療の診察を通じて大変お世話になっていて、その先生から「分院長を任せられないか」とお話をいただき、現在に到っています。ちょうどその頃、腫瘍診療のアルバイトで数ヶ所の病院をまわっていましたが、1ヶ所に腰を落ち着けてじっくりと経過を見ていきたいと思うようになっていて、全てのタイミングがちょうどいい具合に落ち着いたというところでしょうかね。

がん・腫瘍治療という専門性とクォリティの高い診断や治療。

遠藤 美紀 院長

ワンちゃん・猫ちゃんを対象に広く疾患を診ていくということがまず前提にあり、そこに、がん・腫瘍治療という専門性が加わるという形になります。人と同じく獣医療の世界でも日々専門性が高まっていることを感じていますが、やはり1人の人間がなせることには限界があります。まずは全般的に広く診ることが出来て、その上でクォリティの高い診断や治療を受けていただけるよう、ご紹介等も積極的におこなっているところです。
専門である、がん・腫瘍治療に関しましては、大学病院と同じレベルの診療を保ち、かつ、クリニックだからこそのきめ細やかな対応を心掛けています。

日本獣医学会獣医腫瘍科Ⅰ種認定医(2014年1月現在:36名)として。

遠藤 美紀 院長

現在のメイン治療を大きく分ければ、外科手術であり、抗がん剤治療、放射線治療の3つの手段が考えられます。当院では腫瘍の出来た場所や程度により、今後どういう経過をたどっていくのかを詳しくご説明した上、患者さんと一緒に対応を決めていきます。
飼い主さんが一番仰るのは、「とにかく苦しませたくない…」というご希望です。それに対し、痛みを軽くするペインコントロールの方法や、あるいは自宅で酸素療法をおこなう方法などをご提案し、出来る限り飼い主さんのご希望に添えていけるようにと考えています。
がん・腫瘍治療は日々新しくなっていく分野です。また、西洋医学の存在と並行し、様々な代替療法の存在もクローズアップされるようになってきました。常に勉強を重ね、出来る限り多くの選択肢を皆さんに提供出来ればと考えています。

「飼い主さんが何を一番望んでおられるのか」「いかに動物の苦しみをとってあげるか」

「飼い主さんが何を一番望んでおられるのか」「いかに動物の苦しみをとってあげるか」そこに尽きるのではないでしょうか。そのご希望の中には、無理に治すことに執着せず、いかに楽に最期を迎えさせてあげられるかという選択肢も時に必要になってきます。
抗腫瘍治療としての手術も出来ない、放射線治療も、抗がん剤もおこなえないという子は多く存在します。そうした子は私どもとしても、経過を見てゆくことになりますが……その間、徐々に苦しくなったり痛くなったり、食欲がなくなっていく状況を飼い主さんとしては見ていられません。腫瘍が治らないからと治療がそこで終わるのではなく、待っている間、いかに楽にさせてあげれるかということも、私たちが汲まなければならない要素だと考えています。これは、街の病院だからこそ出来ることでもありますしね。
飼い主さんの献身には本当に頭が下がります。皆さん時間が限られる中、一生懸命尽くしておられる。その思いに応えられるよう、出来る限りのことをさせていただきたいと思っています。

これから受診される飼い主さんへ。

体表部に出来る腫瘍は通常の診察で見つかる場合もありますが、やはり、お腹や胸、お口の中に出来る腫瘍は発見が遅れがちです。とりわけ、お腹の臓器や肺の腫瘍は無症状のうちに治さないととりかえしのつかないことになってしまいます。万が一の可能性を考え、少なくとも6歳以上になれば年に1回の精密検査を是非ともお考えください。
東急田園都市線「池尻大橋駅」より徒歩5分ほどの『池尻大橋ペットクリニック』では、池尻大橋、三宿エリアの飼い主様をはじめ、1人ひとりの患者さんに寄り添い、その方のために何が出来るのかを懸命に考えて診療をおこなわせていただきます。ちょっとした悩み事でも結構です。気軽にお立ち寄りいただき、ご相談をしていてただければと思います。

※上記記事は2014年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

遠藤 美紀 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:山登り、旅行
  • 好きな本:ファッション誌、歴史ミステリー、ダン・ブラウン
  • 好きな映画:ヒューマンドラマ
  • 座右の銘:慈愛理知
  • 好きな音楽:ボサノヴァ、ジャズ、クラシック
  • 好きな場所:自然豊かな場所、屋久島

グラフで見る『遠藤 美紀 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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