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小林 一郎 院長

ICHIRO KOBAYASHI

安心を得るために病院へ行く時代へ。
なにより愛する動物たちのために。

大学を卒業後、都内で勤務医を経験。米国に渡り、現地で眼科専門医療に従事。2001年に『 どうぶつ眼科 EyeVet』を開設し、2016年、小田急線「千歳船橋駅」より徒歩8分のこの地に移転。

小林 一郎 院長

小林 一郎 院長

どうぶつ眼科EyeVet

世田谷区/桜丘/千歳船橋駅

  • ●犬
  • ●猫

動物眼科医療がまだまだ認知されていなかった時代

小林 一郎 院長

動物が好きで獣医師になり、4年間、一般動物病院に勤務しました。開業も視野に入れていましたが、その前に海外に行ってみようと考えたのです。私には獣医師になる夢と、日本と海外の架け橋になれるような仕事に就くこと、その2つの夢がありました。架け橋になるとは多少大げさですが(笑)、生来の海外志向が海の向こうで研鑽を積むことに結びついたのだと思いますし、それが縁あって、眼科診療への出会いへとつながりました。
その当時、日本で眼科に関する情報は非常に限られていました。接点もないわけですので、私も携わったことはなかったのですが、あちらで接するうち、その奥深さに興味を惹かれるようになり、今につながっていくことになったのです。
日本に帰国し、眼科の専門診療を開始したのはもう15年も前のこと。以前は世田谷区成城で診療をおこなっていましたが、今年(2016年)になり、小田急「千歳船橋駅」より徒歩8分のこの地に移転しました。私自身を含め、上手くいくかどうか、当時は不安を抱えてスタートしたものですが、今振り返れば、それも杞憂だったと言えるかもしれませんね。

主治医の先生を介した眼科専門治療

小林 一郎 院長

『どうぶつ眼科 EyeVet』では、かかりつけの獣医師の先生からのご紹介を受け、的確な眼科診療を提供しています。眼の病気は、それ単独で起きることよりも、糖尿病を始めとした身体的な症状にリンクしていることが多いのです。それを考えますと、眼はこちら、皮膚はあちらと、バラバラに診療をおこなうのは得策とはいえません。薬が重なってしまう懸念も併せて考えますと、主治医の先生を一種のハブとし、連携をしながら治療をおこなうのが最善と考えられます。情報を一元化することによって、その子に最適な治療がおこなえることになるのです。
クリニックの情報をあえて限定的なものにしているのは、そうした理由があります。あくまでも主治医の先生がハブであり、そこから専門医が連携をしていくのが理想の治療。飼い主さんには、その辺りの事情をご理解いただければ幸いに思います。

眼の病気を防ぐために飼い主さんができること

小林 一郎 院長

ネコちゃんの場合、ヘルペスに代表されるようなウイルス感染によるトラブルが多いですね。症状をきたしてしまった場合には治療をおこなうことになりますが、感染症であることを考えますと、ワクチンなど、未然に病気を防ぐことが重要になってきます。
ワンちゃんの場合、最も多いのが白内障です。白内障は、人間のように高齢になると起こるものは多くなく、1歳や2歳で発症するケースが多いです。これは遺伝的な要素によるものですが、人と違って難しいのは、ワンちゃんは症状を訴えることができないという点です。それを補うには、飼い主さんのサポートが不可欠になります。
サポートには様々な形がありますが、必要な知識を得て対処することもその1つです。プードルを例にしましょう。グレーや黒のプードルは進行性網膜萎縮が起こることが多く、アプリコットは白内障のリスクが高いことがわかっています。あらかじめそうした知識を得て、早め早めの対処をしておけば、深刻な事態を防ぐことが可能になります。
すでに眼が見えていない状態で手術をおこなったとしても、再び見えるようになるとは限りません。我々としても最善の手を尽くしますが、人間の白内障を考えていただければ、状況を理解いただけるのではないでしょうか。悲劇を嘆く前に、飼い主さんの責任でできることをしていただければと思います。

目の不自由なワンちゃん達と上手に暮らすために

不幸にも見えなくなってしまった子達と上手に暮らしていくには、それまでの生活環境をなるべく変えない配慮が必要です。どこにソファがあり、どこにテーブルや椅子があったということは記憶の中にありますから、構造が変わらなければ、まるで見えているかのように生活をすることは可能です。
逆の例として、引越しをして急に眼が見えなくなったという子もいます。これは元々見えていなかったものが、環境が変わることで対応ができなくなったと見るべきでしょう。
できる限り環境を変えない。それを心掛けることで、従来のクォリティーをある程度は維持できます。しかし、最善の方法としては、目が見えなくなる前に打つべき手を打ってあげることに尽きるのです。

これから受診される患者さんへ

人がそうであるように、動物もこれまでは病気になってから病院に行くものでした。これからはそうではなく、より積極的に、安心を得るために病院に行く時代に入ったとお考えください。主治医の先生を介して、眼を専門とする先生の元で健康診断を受けられるべきかと思います。初期の状態でリスクを知り、しかるべき対応をおこなう。飼い主さんとの楽しい生活を長く続けていくために、是非心掛けていただきたいですね。

※上記記事は2016.9に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

小林 一郎 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ダイビング、ゴルフ、サッカー、野球
  • 好きな本:松下幸之助 著書、歴史物
  • 好きな映画:三谷幸喜作品
  • 好きな言葉::あした、天気になあれ
  • 好きな音楽:80’洋楽、クラシック
  • 好きな観光地: 沖縄

グラフで見る『小林 一郎 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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