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長江 秀之 院長

HIDEYUKI NAGAE

動物を治すことが、人を、社会を幸せにする。
人と動物の絆の上に成り立つ医療をめざして。

日本獣医畜産大学(現:日本生命科学大学)修士課程修了後、1987年に『ナガエ動物病院』を開院。地域医療に献身する一方、学会や執筆活動を通じ、日本の獣医療のレベルアップのために幅広く活動している。

長江 秀之 院長

長江 秀之 院長

ナガエ動物病院

世田谷区/桜/経堂駅

  • ●犬
  • ●猫

動物のお医者さんは、私にとっての天職

長江 秀之 院長

自分に何ができて何が好きなのか、見つめなおしたことがありました。理科系が好きなのは確かでしたし、動物が好きということから、「獣医師だ」と答えを出すことができました。至極単純なようなことですが、この仕事は天職だと感じています。この仕事はマニュアル通りにはいきません。常に異なるアプローチを迫られる点も私の性に合っていると思いますし、なにより、治療が成功し、動物たちとご家族の方が喜んで帰られるのを目にするのは、何にも優る喜びです。

高次医療機関と連携をはかり、より専門的で、真っ当な医療を提供する

長江 秀之 院長

得意な分野は、外科・消化器,皮膚病,循環器・呼吸器,腎臓・胆のう,腫瘍血液,神経の疾患です。加えて私は、獣医師を対象とした書籍において、長らく「輸液」に関する記事の連載を続けています。「輸液」とは、点滴のことでして、つまりは自ら栄養や水分をとれなくなった時に助けてくれるものであり、よく言われる腎臓病だけではなく、脱水を伴うような内科的疾患、また、手術中にも必要です。状態に応じた適切な水分やイオン、栄養を輸液で補うことにより、身体のベーシックな部分を持ち上げてくれるのです。
獣医療は現在もなお急速に発展し続けており、そのすべてを1人でまかなうわけにはいきません。たとえば当院では、月に何度か、大学から循環器の専門の医師をお呼びしたり、画像診断や臨床病理の専門家を毎月当院にお招きして勉強会を開催し、人も動物も、きちんとした医療を受ける権利があるという考えのもと、最適な治療を提供しております。

会話のキャッチボールが大切

長江 秀之 院長

いらっしゃるご家族のお話の中には、必ず診断のポイントが隠れています。たとえば、ただ皮膚病の症状を訴えてこられた場合でも、よくよく聞いていくと、「季節ごとにかゆみがある」といったポイントとなるワードに行き当たるものです。もちろん、最初は緊張されていますから、いま最も気にかかることをお話しになるのですが、その気になるところの周辺をゆっくりと聞き出していくことで、問題の核心に迫ることができるのです。
患者さんがあとに続いていますと、時間短縮のために、先生が矢継ぎ早に質問をすることが一般的にあるかもしれません。しかしそれでは、問題の根本にたどり着くことはできません。診察をする上で最も大事なのは、会話のキャッチボールです。ただ質問をして答えをいただくのではなく、会話のキャッチボールを続けていくことで、病気を正確にとらえることが可能になるのです。
治療を選択していただく場合も同様です。当院では必ず複数の選択肢を提示し、それぞれのポジティブな面とネガティブな面をお伝えし、ご家族に選んでいただく形をとっています。その際も、会話のキャッチボールが重要です。治療が成功するカギは、ご家族との話し合いにかかっているのです。

獣医療をもう1つ先の世界へ

獣医療の世界では、獣医師はみな、各病院に配属されてからさまざまなことを勉強することになります。ここで問題となるのは、研修した先によって、学べる獣医学のレベルがまったく異なるという点です。
私がボランティア活動として携わっております「日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)」では、すべての獣医師がより高いレベルの卒後教育を受けられるように、全国各地で勉強会や講習会を開催していますが、このように再び学びなおす機会があることが重要なのです。また、こちらのフォーラムでは、看護師やご家族の方にも参加いただき、「人と動物との絆」の上に成り立つ医療の大切さをご理解いただく活動もおこなっています。
獣医療は動物の上に成り立つと思われがちですが、人と動物の間の絆(ヒューマン・アニマル・ボンド)の上にこそ成り立つものです。治療そのものは成功したとしても、ご家族の方がその治療に納得されていないのであれば、本当の意味で成功したとは言えないのです。

これから受診される患者さんへ

家族の一員として、動物をしっかり見てあげていただきたいですね。動物は、“飼っている”のではなく、生活を共にするパートナーであり、家族なのです。家族の愛情を持って接していれば、ちょっとした変化にも敏感になるというものです。末永く幸せな生活を続けていくために、より一層の愛情を注いでいただければと思います。

※上記記事は2016年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

長江 秀之 院長 MEMO

  • 出身地:愛知県
  • 趣味:サーフィン、ヨット、ガーデニング
  • よく手にとる本:獣医学関連書籍
  • 座右の銘:一生勉強
  • 好きな音楽:洋楽全般
  • 好きな場所:下田

グラフで見る『長江 秀之 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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