三軒茶屋皮膚科クリニック

植村 功 院長への独自インタビュー

公務員から医師への選択…私を動かしたもの。

私は公務員だったことがあります。キリスト教系の学校を出たこともあるでしょうか、人のためになると考えて就いた仕事でした。その5年間の中で、学びえた技術や知識をもっと身近に役に立てることはないだろうかと考えるようになり、その先に医師という職業があったということなのです。文系から理系、しかも一旦就職してからのことでしたから、チャレンジはチャレンジでした。医師以外の職業に就いたことが患者さんの視線で考えられることに役立っており、良かったと思っております。
皮膚科を専門としたのは、自分で視て学べるというおもしろさや、皮膚の病変が患者さんの内臓や精神面の鏡となることに興味を持ったからです。さらに皮膚科は内科的な要素に加え、外科的な治療もありますし、その点に興味をおぼえて選択に及んだのです。あと、私の叔父が化粧品会社を経営しておりまして、その影響も少なからずあったかもしれませんね。
おかげ様で、ここまで人に恵まれてやってきました。大学時代の恩師は非常に出来た方で、まさに、「私を抑えて公のために尽くす」先生でした。先生から得た薫陶が、今の私のベースとなっているように感じています。
2003年に『三軒茶屋皮膚科クリニック』を東急東横線／東急田園都市線・三軒茶屋駅よりすぐのこの地に開設致しました。私は生まれも育ちも世田谷区でありまして、土地勘もあり、馴染みのある場所で地域医療に携わりたいと考えてのことでした。

沢山の若者が抱えるにきびの悩み。

ご年配の方が2割、お子さんが2割、残りの6割が若い男女ということになりますでしょうか。開業当初は、これが本当に若い方が多く、9割を占めていました。もちろんこれには理由があり、当時はにきびの治療に力を入れていたのです。保険治療で効果のみられない方へのケミカルピーリング。この治療が評判を呼び、あれよあれよと言う間に若い方が口コミで増えていきました。私は、それをすべて自分でおこなっていました。その人の状態によってさじ加減は異なるものですから、人にはとても任せられなかったのです。ただ、今は事情が若干異なります。皮膚科学会としても、にきび治療に力を入れてきていますし、昨今は治療薬も豊富になってきました。ですから、今は相当に重症な方に限定して、ケミカルピーリングをおこなっている状況です。
にきび、アトピー性皮膚炎、じんましん。皮膚のあらゆるお悩みに対して、私が出来ることを精一杯おこなっていきたいと思っています。

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